Last Update 2008年01月
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Norton Ghost 2003(ノートン ゴースト2003)、筆者の使い方の目次

  1. 初めに
  2. 今回用意した機材


  3. Ghost起動ディスク(フロッピーディスク)を作る
  4. Ghost起動ディスクでパソコンを起動する
  5. 同じHDD内の別パーティションへのバックアップ
  6. 同じHDD内の別パーティションからのリカバリ
  7. 同じPC内の別HDDへのバックアップ
  8. 同じPC内の別HDDからのリカバリ


  9. Ghost起動ディスク(フロッピーディスク)の中身を知る
  10. USB2.0接続の外付けHDDへのバックアップ・リカバリ
  11. USB1.1接続の外付けHDDへのバックアップ・リカバリ
  12. CD/DVDへのバックアップ・リカバリ
  1. Ghost起動ディスクのカスタマイズ(CD/DVD起動ディスクを1枚に収める)
  2. Ghost起動ディスク(CD-ROM)を作る
  3. フロッピーディスクドライブなしで、Ghost起動ディスク(CD-ROM)を作る


  4. LAN接続された、別のコンピュータへのバックアップ・リカバリ(クロスケーブル直付け)
  5. LAN接続された、別のコンピュータへのバックアップ・リカバリ(ルータ経由)
  6. LAN接続された、(Windows起動中の)別のコンピュータへのバックアップ・リカバリ
  7. オリジナルリカバリディスクの作成

10.USB2.0接続の外付けHDDへのバックアップ・リカバリ

<この項目で必要な条件>
・Norton Ghost 2003がパソコンにインストールされていること
・FDDがあること
・空のフロッピーディスクが1枚
・PC本体のUSBポートがUSB2.0規格に適合していること
・USB2.0規格に適合したUSB接続の外付けHDDが1台
(PC本体、外付けHDDのうち1つでもUSB1.1規格の場合は、項目11.の「USB1.1接続の外付けHDDへのバックアップ・リカバリを参照下さい」)

 USB接続(特にUSB2.0)の外付けHDDにバックアップを取れると、正直結構便利です。主な理由は以下の通りです。

・PC内にHDDが1つしかなくても、項目7.8.のディスク単位でのバックアップ・リカバリが可能
・USB2.0規格のポートは2002年頃以降の大半のパソコンに付いていますので、一度覚えればPCを機種変した際にも同じ手順で使える場合が多い(「つぶし」がきく)
・USB2.0はGhost上でのトラブルが少なく扱いやすい(USB1.1規格の場合はパソコンの機種によってうまくいかない場合がある)
・USB2.0であれば、Ghost上で可能な他のバックアップ方法(CD-R焼付けやネットワーク経由)に比べ、処理速度が速い(内臓HDDが一番速いです)
・CD/DVD-R/RWへの直接焼付けに比べ、扱いが容易(CD/DVD-Rは失敗したら使い捨て、CD/DVD-RW等は、ディスクの消去に時間がかかる)で、大容量のデータが保存出来る

 この方法が使えるようになると、「分かり辛い」と言われているNorton Ghostが、ちょっと簡単に見えてきたりもします。ただ弱点は、外付けHDDを現在お持ちでない場合にこれを購入しなければならないというところです。
 まずは、USB2.0のドライバを組み込んだGhost起動ディスクを作るところから始めます。

・基本的に、項目3.の手順に従ってGhost起動ディスクを作成しますが、項目3.と異なる部分は次の通りです。
・「追加のサービス」の画面(図3-3参照)までは、項目3.と同様に進めます
・「外部記憶オプション」の中の「USB2.0サポート」をチェック(図10-1参照)
・[次へ]をクリック(図10-1参照)
・次の画面からは、項目3.と同様に進めます

USB2.0付きのGhost起動ディスクが出来たら、実際にGhostを起動してみます

[図10-1]


[図10-2]

[図10-3]

 

 

・パソコンの電源が切れた状態で、USBポートに外付けHDDを接続します
・外付けHDDに電源スイッチがある場合は、この電源を入れます
・先ほど作ったGhost起動ディスクを使って、Ghostを起動します(項目4.参照)がこの際、メニューが表示される前の画面(黒地に白文字)の表示内容が重要です(図10-2,-3参照)
・図10-2が、外付けHDDが正常に認識された場合ですが、5行目の「ID0 = TOSHIBA MK1016GAP」が認識されたHDDの機種名で、6行目に「Installed Successfully」と、正常にHDDが認識された事を示しています(図10-2参照)
・逆に外付けHDDが正常に認識されなかった場合が図10-3で、5行目の「No Devices Found」が、認識出来るHDDが1つもない事を表しています(図10-3参照)
・外付けHDDが正常に認識されさえすれば、パーティション単位、ディスク単位でのバックアップ・リカバリが可能です(操作手順はそれぞれ項目5.6.7.8.を参照。外付けHDDが、あたかも内臓HDDが追加されたかの如く表示されます。)

<参考情報>
・東芝のノートパソコンにて、外付けHDDがうまく認識してくれなかった事がありますが、BIOSの設定をデフォルトに変更したら、何故かHDDが認識するようになった事があります。
・デスクトップパソコンで機種によって、USBのキーボードを使用している場合に、USB2.0のドライバを組み込んだGhost起動ディスクではGhost起動途中に必ずフリーズしてしまうケースが発生しました(USBキーボードを外せば正常に起動する)。PS/2ポートがない機種でこの現象が発生してしまうとキーボードが接続出来なくなってしまう為、仕方なくLAN接続された別のコンピュータへのバックアップ(項目16.参照)にてバックアップを行った事があります。
  以上で終了です

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