Last Update 2009年02月
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WindowsXPユーザがフリーのDHCP Server構築に挑戦(DHCP Turbo編)

 訳あって、WindowsXPがインストールされているパソコンでDHCPサーバを構築しなければならなくなりました。しかもフリーソフトで・・・。勿論サーバOSなど使えない状況です。
 IPを貸し出すネットワークの条件が厳しく、ブロードバンドルータを使う事も出来ず、フリーソフトも色々調査したのですが条件に見合わず、この「DHCP Turbo」というソフトに行き着きました。
 今回はこの「DHCP Turbo」の導入・設定手順について紹介致します。
 また、「WindowsXPユーザがフリーのDHCP Server構築に挑戦(Open DHCP Sever編)」も 是非ご覧下さい。

注意:
  • このページの内容は、筆者の使い方事例の紹介に過ぎません。決して、作動を補償するものでも、メーカがサポートするものでもございません。
  • このページの内容をご利用された事によって損害が生じた場合でも、筆者は一切の責任を負いかねます。悪しからずご了承願います。ただ、皆様のお役に立てれば幸いです。

WindowsXPユーザがフリーのDHCP Server構築に挑戦(DHCP Turbo編)の目次

  1. 初めに
  2. 今回IPを貸し出すネットワークの条件
  3. 今回「DHCP Turbo」をインストールするPCに必要な条件
  4. 「DHCP Turbo」の入手
  5. 「DHCP Turbo」をインストールするPCのIP固定化
  6. 「DHCP Turbo」のインストール
  7. 「DHCP Turbo」の設定
  8. Windowsのファイアウォール除外設定
  9. 接続確認
  10. 終わりに

1.初めに

 こちらでは、DHCPサーバソフト「DHCP Turbo」の導入・設定手順について紹介致します。色々調べてはみたのですが、このソフトが英語版しか見当たらない事もあり、日本語で分かりやすく紹介されているサイトが見つけられなかった為、筆者の覚書という意味も含めて記載致します。


2.今回IPを貸出すネットワークの条件

  • セグメントは2つ。
  • 各セグメントの詳細は以下の通りです。DNSとWINSを個別に3つ指定しなければならないのが、最大の特徴です。
 セグメント1セグメント2
IPアドレス範囲192.168.0.1〜192.168.0.254192.168.1.1〜192.168.1.254
サブネットマスク255.255.255.0
デフォルトゲートウェイ192.168.0.254192.168.1.254
ブロードキャストアドレス192.168.0.255192.168.1.255
貸し出しIPアドレス範囲192.168.0.2〜192.168.0.252192.168.1.2〜192.168.1.252
DHCPサーバのIPアドレス192.168.0.1192.168.1.1
 DNSサーバ192.168.10.1,192.168.10.2,192.168.10.3
WINSサーバ192.168.20.1,192.168.20.2,192.168.20.3

3.今回「DHCP Turbo」をインストールするPCに必要な条件

  • OSはWindows XP Professional(今回の必須条件)。
  • セグメントは2つありますので、ネットワークアダプタを2つ取り付けました(一般的なPCにはネットワークアダプタは1つしか付いていませんので、もう1つは増設しました)。
  • それぞれのネットワークアダプタに対し、「192.168.0.x」系統と、「192.168.1.x」系統のLANケーブルを1本ずつ接続します。

4.「DHCP Turbo」の入手

 Weird SolutionsのWEBサイトから、DHCP Turboのセットアッププログラムをダウンロードしてきます(2009年02月現在でダウンロード出来るバージョンは3.1build1364で、ファイル名はdhcpt_std_personal.exe、サイズは約7.78MBです)。


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