Last Update 2002年02月
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VAIO L710-BP2

筆者が購入した初めてのパソコンが、「VAIO L710-BP2」です。構成部品のトータルでの使いやすさを重視して選定しました。実際使ってみて、大変満足しています。
強いて問題点を挙げるならば、省スペース型ゆえの拡張性の弱さと、大金はたいてKatmaiの550MHzを買ったとたん、Katmaiが600HMzで打ち切られたことです。
自作を手がけたのを機に、2002/05にて私の手元から離れて行きました。

 

 

 

 注意

  • このページの内容は、筆者が使用した事例の紹介に過ぎません。決して、作動を補償するものでも、メーカがサポートするものでもございません。
  • このページの内容をご利用された事によって損害が生じた場合でも、筆者は一切の責任を負いかねます。悪しからずご了承願います。ただ、皆様のお役に立てれば幸いです。

雑感など 周辺機器増設&改造記録 Norton Ghost2001にチャレンジ

変更内容一覧

項目 オリジナル 変更後
ブランド スペック ブランド スペック
ハード CPU ペンティアムV
(Katmai)
550MHz ペンティアムV
(Coppermine)
800MHz
(検討のみ)
メインメモリ Hyundai
(オリジナル)
128MB メルコ
MV-VSJ-256M
256MB
ハードディスク Seagate
Medalist1303
3.5inch
ATA33
13.0GB
5400rpm
Seagate
Barracuda ATA W
3.5inch ATA100
20.0GB 7200rpm
TOSHIBA
MK6014MAP
2.5inch
6007MB 4300rpm
SCSIボード なし IO DATA
SC-UPCIN
Ultra SCSI
MOドライブ なし IO DATA
MOF-R640
640MB
CD-R/RWドライブ なし IO DATA
CDRW-SX124G
CD-Rライト:12倍速
CD-RWライト:4倍速
リード:32倍速
USBハブ なし SANWA SUPPLY
USB-HUB05BLB
アップストリームポート×1
ダウンストリームポート×4
セルフ・バスパワード共に対応
スキャナ なし EPSON
GT-7600U
解像度:1200dpi×1200dpi
取り込み:216mm×279mm
ネットワークアダプタ オリジナル アナログ
56kbps
NEC
Aterm IW50&RS20
デジタル
64kbps
corega
Ether PCI-T
10BASE-T
携帯電話アダプタ なし SOUSENEXT
SUS−USB−02 REV1
-
ビデオキャプチャ なし IO DATA
MPG-BOX/P
取り込みサイズ
静止画:1600×1200
動画:352×240×30frame/s
ミュージックプレイヤー なし SONY
MC-P10
メモリ:64MB(内臓)
再生:約5時間(規格値)
マウス オリジナル 3ボタン+スクロール
PS2接続
Logicool
MZ-100
4ボタン+スクロール
光学式&無線式
PS2&USB接続
Logicool
CM-41PR
3ボタン+スクロール
無線式
PS2接続
ソフト ディスプレイアダプタ オリジナル ATI 5.40.1-T02

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作業詳細(ハード)1/4

1.CPU
 多くのマザーボード(以下M/B)では、ジャンパーピン等でCPUのクロック周波数がある程度対応出来る様になっていると思いますが、省スペース型という事もあって期待をしていなかったのですが、取りあえず開けてみました。
 私の予想に反し、内部周波数のジャンパと共に、外部周波数の設定ジャンパを発見しました。つまりこれを見る限りでは、外部周波数を100MHzから133MHzに上げることが出来るという事になります。下記がシルク印刷の内容です。
内部周波数   外部周波数
設定×3.0 設定66.8MHz
×3.575MHz
×4.083MHz
×4.5100.3MHz
×5.0103MHz
×5.5105MHz
×6.0110MHz
 115MHz
 120MHz
 124MHz
 133MHz
現在の設定は

100.3MHz×5.5=551.65MHz

となっていました(当たり前ですね)。最高では、

 133MHz×6.0=800MHz

まで可能となります(あくまでジャンパ設定上の話)。
ですが、CPUへの供給電圧の調整は発見出来ませんでした。つまり、現在Katmaiが載っているという事は、そのままCoppermineは載らないという事になります(Coppermineの方が作動電圧が低いため)。
 
[本体内部]


[ジャンパ設定表示(シルク印刷)]

 

 

 

 ですが、そこはSlot1の強みで、Soket370へ挿すCPUをSlot1に挿すためのアダプターは販売されております。しかもCoppermineはSlot1へ挿すタイプと、Soket370へ挿すタイプの2種類がリリースされております。これらのアダプターは供給電圧の調整機能を備えているものも多く、挿し込み形状を変更した上で、供給電圧を調整する事が出来たりします。
 しかしまだ問題はある様で、このアダプター、Slot1タイプのPentiumVよりも「高さ」が高いらしいというのです。試しにオリジナルのKatmaiの高さを測ったら62mm、ケースとの隙が8mmでした(右図参照)から、高さが70mm以下のアダプターであれば取り付くという計算になります。あとはこれに合うアダプタを探すだけですね。
 以上で、理論的には800EBMHzのCoppermineが載るという事になりますが、そこはそれ、パソコンですから試してみないと分かりませんね。当分は今のKatmaiで十分なので、Coppermine化は行なわずに次のパソコンを買ってしまうかも知れません。
 CPUの交換については、多くの方が実績を公開されていますので、そちらを参考にされるのが良いでしょう。

2.メインメモリ
 メインメモリは標準で128MBが載っており、十分かと思えましたが、ブラウザ等を使っていて、メモリの使用量が128MBに達したとたん、急に遅くなることが判明。やっぱりもうちょっと欲しいなぁ、という事で購入に走りました。
 元々128MBが載っているんだから、同じ128を買っても芸がない、と言わんばかりに256MBを購入することにしました。でも高いのは予算の関係上問題があったので、業務用と書かれた箱を購入してきました。
 取り付けはいたって簡単、マニュアル通りに挿し込むだけで、みごと認識、384MBとなりました。
 当初の問題もみごとに解決され、快適に使っておりましたが、2枚のメモリをスキスキに使っていると、パフォーマンスが下がる様な噂を聞いてしまい、結局オリジナルの128MBは外すことにしました。
 今思えば、メモリの消費量が192MBも超えたこともないのだから、追加のメモリは64MBでよかったのかもしれません。更には外部周波数を133MHzに上げようと思うと、メモリも買い直さなければならないので、ここで投資をしたのはミスだったと思っています。

[CPUとケースとの余裕代]


[メモリ挿し込みスロット]
 

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