Last Update 2003年12月
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目次
 1.はじめに
 2.Yahoo!オークションへ参加
 3.出品者・落札者への「評価」
 4.真の「非常に良い」を目指して
  (前半)オークション参加前〜落札
  (後半)メールチェック〜評価


1.はじめに

 2003年04月の事ですが、筆者も「インターネット・オークション」というものに参加してみる事に致しました。
 正直、インターネット・オークションというものの仕組みを知らなくても困る事はないと思っていたのですが、筆者の周りでも「ネットで買った・売った」という話題が出る事も多くなり、時代背景なども考えると、経験上知っておいた方が良いかと思った為です。
 実際始めてみると、この仕組みの利便性を実感した反面、やはり何がしらのトラブルが存在する事も判りました。今のところ、トラブルと呼ぶ程の事例には遭遇してはいないのですが、「思うところ」がある程度まとまりましたので、こちらにて紹介致します。

注意:
  • このページの内容は筆者の思いとまとめたものに過ぎず、誰かに対し何かを強制するものではございません。
  • 又、人の感じ方は多種多様ですので、このページの内容は、一個人の主観的な主張にしか過ぎません。
  • ただ、皆様のご参考になれば、幸いです。

2.Yahoo!オークションへ参加

 筆者が参加したのは、業界最大手のYahoo!オークションです。
 こちらのオークションに参加する為には、最低限、以下の費用(Yahoo!に対し支払う)が必要になります(2003年11月現在)。
 このほか、オプションを付けたり、出品中のオークションを中止した場合などにも費用が発生する様です。また、出品者・落札者間に対する費用も発生します(品物の送料など)。
 Yahoo!オークションのはじめかたはこちら。

種別 項目 金額 解説
参加(入札又は出品)するための費用 本人確認費 280円/月 月単位で支払います。
参加している状態を続けている限り、入札又は出品を行わなくても毎月必要です。
月単位で一時休止が出来ますが、休止の間は入札及び出品が出来ません。
落札した時に発生する費用 落札した事自体に対して費用は発生しません。
品物の代金や送料など、出品者に対する費用は発生します。
出品した時に発生する費用 出品システム利用料 10円/1品 落札されるか否かを問わず、1品につき10円です。
落札システム利用料 落札金額の3%
(一部を除く)
落札されなければ、費用は発生致しません。

 言い換えますと、以下の通りとなります。

種別 必要な費用(Yahoo!に対して支払う費用)
買いたい:落札(入札)するためには ・本人確認費
売りたい:出品し、落札された場合には ・本人確認費
・出品システム利用料
・落札システム利用料

3.出品者・落札者への「評価」

 Yahoo!オークションでは、自分が落札した品物を出品した相手、自分が出品した品物を落札した相手に対し、満足度を「評価」するというシステムがあります。
 以前のYahoo!オークションでは、出品者・落札者間のトラブルが多く発生していた事に対し、この祖組を取り入れる事で、トラブルを減らそうというのが目的の様です。
 つまり、実際に取引をした相手に「点数を付けさせる」=「評価させる」事で、対応の良い方・そうでない方を、見極めようというのです。
 この仕組みは、筆者もかなり有効だとは思いますが、やはり何事も完璧とはいかない様です。評価の悪い方は論外としまして、実際に取引をしてみると、「非常に良い」評価を沢山受けているにも関わらず、取引前の(それまでの評価を読んだ)イメージとの「ズレ」を感じる方が結構みえたりします。以下はその一例です。

「非常に良い」方 その方の行動
非常に良い出品者A 自動車用オーディオを落札したのですが、品物が屋外の倉庫に保管してあったらしく、屋外倉庫保管時特有のホコリが(たっぷり)被ったままで、送付されてきました(多少のふき取りぐらいはして欲しかった)。
非常に良い出品者B 出品の内容だけでは、新型品か旧型品か判らなかった為、「新型品かどうか判りますか?」という質問をしましたが、回答が全くありませんでした(ご回答をされない方針であれば、その旨出品に記述して欲しかった)。
非常に良い落札者A ご自分の出品中に「評価の高い方ほど、実際は対応がよくない場合がある」様な記述をされていたにも関わらず、実は自分がまさにそれ(評価が高いが、対応がよくない)そのものでした。
非常に良い落札者B (本人の希望により)定形外郵便で品物を送付しましたが、届いた旨の連絡が来ず、品物が届いたか心配でした。最終的には評価が入り確認は出来ましたが、やはり早めのご一報が欲しかった。
非常に良い落札者C 初回のメールで、送付方法と振込み先を選択して頂く様お願いしたところ、その回答は返して頂いたものの、それ以降1回のメールも、最後まで入りませんでした。こちらは、逐一情報を流していたにも関わらず、まったく返事がありませんでした。

 これは、「お互いを評価しあう」というこのシステムの最大の特徴が、裏目に出てしまっている例と考えます。
 具体的に言いますと、仮に、自分が最大限の誠意を尽くして取引をし、なおかつ相手の方の対応がとても悪かったとします。ですがこの時、自分が相手に対して素直に「悪い」評価を付けたりしようものなら、「報復」として、相手も「悪い」評価を付け返してきたりします。取引の終了まで、いくら誠意を尽くしたとしても、「悪い評価を付ける」=「悪い取引相手」になってしまうのです。
 自分に悪い評価が付いてしまっては、今後の取引に影響が出るのは明らかですので、多少対応が悪い相手であっても、「非常に良い」を付けざるを得ないのが現実という訳です。


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