Last Update 2000年06月
イトカメPCサポート(1つ上の階層)へ移動 イトカメトップページ(2つ上の階層)へ移動

FMV-DESKPOWER S165

 筆者の友人が使用していたパソコン(FMV-DESKPOWER S165)です。ハードディスク(以下HDD)が壊れて起動しなくなった為、そのまま置いてあったそうです。丁度良い機会なので、HDDの交換の他にも拡張することにしました。
 筆者は、FMV-DESKPOWER S165は、他でも中身をみた事があったので、比較的容易に作業が進められました。
 その後、このFMV-DESKPOWER S165は暫くは使ってもらえた様ですが、友人が海外に引っ越していった事もあり、現在の所在は不明です。

 

 

 

 注意

  • このページの内容は、筆者が使用した事例の紹介に過ぎません。決して、作動を補償するものでも、メーカがサポートするものでもございません。
  • このページの内容をご利用された事によって損害が生じた場合でも、筆者は一切の責任を負いかねます。悪しからずご了承願います。ただ、皆様のお役に立てれば幸いです。

変更内容一覧

項目 オリジナル 変更後
ブランド スペック ブランド スペック
ハード CPU ペンティアム 166MHz MMXペンティアム 233MHz
メインメモリ 不明 48MB
(16MB+8MB×2)
IO DATA SIM326 128MB
(32MB×2+32MB×2)
ハードディスク WESTERN DIGITAL
Caviar 21600
1.59GB Quantum
Fireball 1ct
8.4GB
Quantum
Sirocco
1.59GB 同左
モデム オリジナル 33.6kbps
ISA接続
メルコ FAX/MODEM
IGM-PCI56KH
56kbps
PCI接続
ソフト OS Windows95 不明 Windows95 Bバージョン
ディスプレイ
アダプタ
ハードに添付 - 富士通のサイトから
ダウンロード
-
サウンド
ドライバ
ハードに添付 - 富士通のサイトから
ダウンロード
-

作業詳細(ハード) 作業詳細(ソフト、設定) 総評

作業詳細(ハード)

1.CPU
 多くのマザーボード(以下M/B)では、CPUのクロック周波数の変更にある程度対応出来る様、ジャンパーピンなどが設定されていると思いますが、この機種はそれがシルク印刷で明記されていました。その為設定変更は容易に出来ました。事前に調査にてノーマルのペンティアム(P54C)とMMXペンティアム(P55C)を切り替えるジャンパーを発見していたので、折角だからMMXに載せ替えることにしました。但し、内部周波数が3.5倍まで設定出来るはずでしたが、いざ箱を開けてみると3.0倍まででした。233MHzのCPUを用意していたのですが、仕方なく200MHzで動かすことにしました。
内部周波数   外部周波数   CPUタイプ
設定 ×1.5 設定 50MHz 設定 P54C
(ペンティアム)
×2.0 60MHz
×2.5 66MHz P55C
(MMXペンティアム)
×3.0  
オリジナルは166MHzなので、66MHz×2.5=166MHz(P54C)ということになります。これを66MHz×3.0=200MHz(P55C)へ変更しました。更に、P54CをP55Cへ変更した事により、CPUへの供給電圧を変更しなければなりませんでしたが、これはジャンパーの位置がたまたま同じになったので、変更せずに済みました。
 OSのインストール後に、CPUの作動周波数を測定するソフトを使ってみたところ、作動周波数は200MHz、MMXはサポート有となっていました。めでたし、めでたし。
 それにしても、折角233MHzのCPUを手に入れたのに、200MHzで使わざるを得ないのが惜しい・・・。

2.メインメモリ
 この機種はメモリの固定部が樹脂で出来ている為、固定する時に節度感がイマイチでした。ホントにはまっているんだろうかと思いつつ、BIOS上で認識していたので、良しとしました。
 メーカ出荷状態では合計32MBなのですが、以前に増設をしていた様で、32MB+16MB=48MBとなっていました。32MBの方を活かして、96MBというのも考えましたが、どうせやるなら最高までということで、128MBとしました。
 相性については全く問題なし。

3.ハードディスク(以下HDD)
 こちらも、以前に増設した様で、既にHDDが2台付いていました。今回はこれのうち、OSが入っていた方が故障した為、起動しなくなってしまった様です。このため2台目のHDDはそのまま使い、1台目を買い換えることとしました。
 いわゆる「8Gの壁」は越えられないだろうと判断し、容量が8.4Gのものを選定しました。既に8.4G以下のHDDは店頭には品揃えも少なく、殆ど選ぶ余地は無かったのですが、たまたま2台目のHDDと同じメーカのものが安かったので、それに決めました。
 購入したHDDはマニュアル等は付いていませんでしたが、ジャンパーの設定はHDD本体に印刷してあったので、問題なく設定出来ました。

4.モデム
 モデムも少しでも速くしとけば、少しは効果があるかと思い、交換することにしました。
 購入したモデムよりもかなり安いものも店頭には並んでいましたが、よくよく見てみると「パルス回線」には対応していないとこ事。最近はトーン回線の方が多いのかも知れませんが、今回の使用環境はパルス回線だったので、パルス回線でも使える事を確認して購入しました。
 接続に関しては、マニュアルも添付されていたので、問題なし。


[FMV-S165本体内部]


[CPU関連ジャンパー設定印刷レイアウト]


[旧HDD(左)と新HDD(右)]


[旧モデム(左)と新モデム(右)]


作業詳細(ハード) 作業詳細(ソフト、設定) 総評


このページの
最上部へ移動