Last Update 1998年07月
イトカメブログ(1つ上の階層)へ移動 イトカメトップページ(2つ上の階層)へ移動

計画 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 9日目 10日目 11日目 あとがき
[計画] ページの先頭に戻る
 思わぬところで時間が取れたため、以前より切望していた「北海道」制覇を実行に移す。実行は1998年7月11日〜22日の12日間。最大の目的は日本最北端を制覇する事である。本州往路4日、北海道内6日、本州復路2日とする。あくまで自走して行く事を基本とする為、フェリー乗船距離は最少とし、本州内も一般道を走行する。但し復路については、往路にて一般道走行の実績が出来る為、高速道路を走行するものとする。又、宿泊は全て車中泊とする。尚、幾多の旅行の中で写真を殆ど撮った事がない為、今回はカメラを携帯する。
[1日目] ページの先頭に戻る
 雨のち曇り。まずは草津温泉を目指す。理由は道中での課題の1つに上げられる「風呂」にある。車中泊なので、当然風呂は付いていない。でどうするかと言うと、毎日現地にて風呂屋を探す訳だ。草津には何度も行っている為、自宅を朝発つと夕方頃に着く事が分かっている為、この日は風呂については安心だ。
 予定通り17時頃に草津着。ここは外湯があるので、タダで風呂に入る。湯畑を2枚程写真撮影(上側下側)。
 次に日光を目指す。予想通り夜に到着。日光も修学旅行を除いて1回来た事がある。いろは坂の下側にトイレ付きの駐車場がある事が分かっていたので、ここで寝る事にする。しかし恐れていた内容が的中。やはりいろは坂も夜は走り屋のたまり場となっていた。警察が注意しに来るという一幕もあってひやひやものだったが、なんとか就寝。
[2日目] ページの先頭に戻る
 曇り一時雨。朝にいろは坂を上って中禅寺湖を拝む。1枚程写真撮影。いろは坂を下る途中で1枚写真撮影。この日は取り敢えず、行ける所まで行ってみる。途中、蔵王の近くを通りかかる。蔵王も1度来た事があるが、その時は悪天候で「御釜」が見られなかった為、今度こそはと見に行く。片道50kmの寄り道だ。しかし、今度も山頂へ近づくにつれ天候が悪化、霧で御釜は全く見えなかった。
 気を取り直して北上する。思った以上に距離が稼げて、寝る頃には十和田湖の手前30kmくらいの所まで来てしまった。これなら3日目中には北海道に上陸出来そうだ。ちょうど良い所に「道の駅」があったので、ここで就寝。
 最近はこの「道の駅」なるものが多く整備されて来て、車中泊を基本とする私の一人旅には嬉しい限りだ。トイレと水道が必ずあるのが良い。以前は、町中で公園などを探してその横で寝たものだ。
[3日目] ページの先頭に戻る
 曇り。寒さで目が覚める。最低気温は10℃ぐらいだろうか。とにかく寒い。北海道よりかよっぽど東北の山奥の方が寒いと思った。
 取り敢えず十和田湖を目指す。そこにて2枚程写真撮影(湖面及び説明図)。そこから流れ出る川、「奥の入瀬」は全国的にも有名だ。休みともなると大渋滞となるが、平日であった為、余裕で走行。1枚写真撮影
 この調子で行けば今日中に北海道入り出来そう。大間のフェリーターミナルへ急ぐがその前に本州最北端の地、大間崎を訪れる。ここも今回で2度目だ。1枚写真撮影
 フェリーターミナルへ13時頃着。時刻表を確認する。次の便は16:10の最終だった。それより驚いたのが、船が1日3往復しかしていないのだ。大間から函館へ行く人ってそんなに少ないのか。とにかくここで3時間の足止め。走行すれば100km以上、もったいない。さらに乗船時間が1時間40分。目と鼻の先だというのにそんなにかかるのか。初めは青森−函館の事だと思ってしまった。ちなみに青森−函館間は3時間40分程かかるらしい。こちらは便数も多い様で、皆こちらを利用する様だ。結局私が乗った便は車が15台ぐらい、最大積載台数の半数ぐらいで、余裕の乗船だった。
 予定より1日早い道内上陸となる。この時点で日程を1日繰り上げる。左回りでいこうと思い、洞爺湖へ向かう。着く頃には寝る時間となる。湖畔の公営駐車場で就寝。
[4日目(道内1日目)] ページの先頭に戻る
 曇り。この日は支笏湖を抜けて、南海岸沿いを走行、襟裳岬を経由し、釧路方面へ向かう。どれだけ移動出来るか分からないが、いくらなんでも釧路までは行かないだろう。
 洞爺湖を出る際、昭和新山がちらっと見えるがそのまま見過ごす。後で、写真撮影しておけば良かったと思う。
 私の予想に反して、移動が早い、早い。昼には襟裳岬に到着。平日という事もあり、観光客はまばらだ。良し良し。駐車している車のナンバープレートを見てみると道内から来ている人が殆どだ。やはりこの時期に本州から来ている人は少ない。1枚写真撮影
 ナンバーと言えば、3ケタのナンバーも最近見かける様になって来た。名古屋では5ナンバーが75までいっていてほぼ一杯であったのだか、こちらの方は登録台数が全然少ない為、それでも3ケタになってしまうのはなんとなくもったいない。
 釧路方面に向かうが、このままでは今日中、夜には釧路湿原に着いてしまいそうだ。釧路湿原には昼間に着いて観光したいと思ったので、時間稼ぎに帯広に寄ってみる。帯広はかなりの大都市だが、ただそれだけだった。特に観光する所もなさそうだったので、そのまま通りすぎる。後日友人F君から、帯広には六花亭の本店があるとの情報が入ったが、この時は発見出来なかった。
 夜には釧路市街へ近づく。市街手前に道の駅を発見。これ以上進んでも仕方がないので、ここで就寝。
 この頃から土産について気になり出す。以前北海道へ飛行機で来た時の様に、札幌で買い込めば良いと思ったが、何処で買ったかが、うる覚えだ。たまたまこの日泊まった道の駅にグレ電(グレーの公衆電話で電話の4ピン端子が接続出来るもの)を発見。その時同行した3人に電子メールで確認をとる。こんな時ザウルスは便利だ。モバイルコンピューティングの素晴らしさを実感する。
[5日目(道内2日目)] ページの先頭に戻る
 晴れ。朝一でメールチェック。OさんとF君からレスが付いている。2人共回答が丁寧だ。これで土産の心配なく旅を続ける事が出来る。
 釧路湿原へ向かう。以前行った展望台は未だ開館していない。開館を待って展望台へ上る。1枚写真撮影
 お約束と言えるルートで摩周湖へ向かう。先回行った時は「霧の摩周湖」の言われの通り湖面は見えなかったが、今回は非常に天気が良く、湖面も良く見えた。観光客もわりと人数がいた。やはり人気のスポットらしい。2枚写真撮影の予定が1枚おばさんに邪魔されてしまい、結果的には3枚写真撮影(展望台下から及び展望台上から)。
 次に隣の屈斜路湖へ行く。こちらは摩周湖に比べると観光設備がかなり乏しい。人もかなりまばらだ。1枚写真撮影
 富良野を道内3日目にしようと思っていたが、このまま直行してしまうと今日の夜には着いてしまう為、この付近で時間と潰そうと考える。地図を見て、まず阿寒湖まで往復、知床半島を回るコースに決定する。
 阿寒湖まで片道40kmを往復する。40kmと言えば普段なら1日かけて出かける距離だ。これですぐそこだと思ってしまうのだから、既に距離感覚が麻痺している。湖畔で1枚写真撮影
 知床半島を左回りに周回。この半島は先端まで行けない為、途中で折り返す。ここは特になにもないと思っていたが、東海岸に出た所で、北方領土を肉眼で確認。北方領土ってこんなに近いのか。大間−函館間よりはるかに近い。とてもあの島にロシア人が住んでるとは思えない。返せ!北方領土の気持ちがちょっと分かった様な気がする。1枚写真撮影
 知床を過ぎて網走を通過する。以前寄った蟹屋は場所を勘違いしていて前を通る事が出来なかった。網走刑務所の前は通過する。特に刑務所に興味が沸かなかったので、立ち寄らずに通過だ。
 勤めている会社の寒冷地試験の地、陸別へ向かう。ここは何もない所だが、なんとなく行ってみたかった。〇寒試験で泊まった旅館「浜田旅館」を確認、食堂に電気がついている。こんな時期でも営業している様だ。
 ここから富良野への途中、キタキツネ牧場のすぐ隣に道の駅を発見、ここで寝る事にする。着いてみると、キタキツネ1匹と遭遇、どう見ても牧場から逃げ出したとしか思えない。
 車内でTVを見ていると、偶然天気予報がやっている。なんと名古屋の予想最高気温が26℃!むちゃくちゃ涼しいやんか!Oさんがメールで愛知が涼しいって言ってたのはこの事か。折角北海道に来ているのにちょっと寂しい。取り敢えず就寝。
[6日目(道内3日目)] ページの先頭に戻る
 朝起きるとなんだか人が集まって来ている。よくよく見てみると、ここには「世界最大のハト時計」がある様だ。昨日の夜見た時には、ただの塔だと思っていたのがそれらしい。8時の時報を待って、ハト時計が動く様子を見る。フィルムが余りそうだったので、1枚写真撮影
 今後のスケジュールを計算し、今日は富良野止まりにしておく事にする。あまりにも距離が短い事と、旅の疲れも溜まって来ていると思う事から、宿を取る事にする。取り敢えず移動開始。キタキツネ牧場は素通りした。
 層雲峡を通過。前に泊まった宿からは、石狩川が見下ろす事が出来、「石狩川」の立て札があった記憶があった為、川まで降りて写真撮影しようと思う。しかし、立て札がどうしても発見出来ず、川だけ撮っても何処だか分からないので、写真撮影を断念する。
 この日は、とにかく走行距離が少ない為、色んな所へ寄ってみようと考える。途中、「アイスパビリオン」なる施設があったので、寄ってみる。何でも氷点下40℃が体感できるという建物であったが、興味が沸かなかったので、入らず出発。
 先回来た時に、休みで入る事が出来なかったソーセージ屋「歩人」へ再チャレンジする。今度はちゃんと営業していた。ここで昼食を取る。味は、なかなかのものだった。
 昼食後、宿探しに入る。「るるぶ」の宿泊情報を頼りに宿へ直接電話をする。今後の予定を考えると、富良野か美瑛辺りが良い。平日だった為、余裕で予約が出来ると思ったが、予想に反しどこも予約で一杯だ。何でこんなに予約が入っているんだ!と思いつつも、仕方がないので美瑛からさらに外れた「旭岳」という所へ電話してみる。半分諦めていたが、ここでなんとか予約と取る事が出来た。一安心。
 深山峠の展望台へ行ってみる。ここも以前来た時と殆ど変わっていない。観光客も結構いる様だ。1枚写真撮影
 道内でも有名らしいラベンダー畑のある、富良野市北部に位置する「ファーム富田」へ行ってみる。流石に有名だけあってラベンダーが非常に奇麗に咲いている。北海道行きをこの時期にした理由の1つに、ラベンダーが見たかったからというのがあったので、非常に満足した。2枚程写真撮影(遠写接写)。それにしてもここは観光客が多い。おまえら平日から何やっとんじゃ!と言いたかったぐらいだ。富良野−美瑛の宿が取れなかったのもうなずける。
 ちょっと早いが旭岳へ向かう。畳みの上に座るのも久しぶりだ。問題なく就寝。
[7日目(道内4日目)] ページの先頭に戻る
 久しぶりに布団で寝たので、良く眠れた。もっとも車中泊でも、寝る前の薬に睡眠剤が入っているので結構眠れるのだが(こんな事を医者の先生に言ったら叱られそうだが)。結構ゆっくりして、宿を出発。
 この日の目標は、宗谷岬を制覇するのみだ。ひたすら北上する。途中、休憩した道の駅で、「道の駅NEWS」なるチラシを発見、裏を見てみると、道内の道の駅一覧地図が載ってるではないか。これで寝床に悩まされずにすむ。非常に便利なアイテムをゲットした。
 15時頃に宗谷岬に到着。とうとうやって来た。今回の旅行の最大の目的を達成した。自分へのお土産として、湯飲み、キーホルダー、ステッカーを購入。1時間程余韻にひたる。1枚写真撮影
 岬から離れる事を惜しみながらも、出発。西海岸沿いを南下する。途中の道の駅で就寝。
 それにしても夜、走行していると、虫がフロントガラスで弾けて仕方がない。虫には申し訳ないが、ガソリンスタンドでいくら拭いてもらってもすぐに汚れてしまう。これは何とかならないものか。この頃になると、ボディもかなり汚れてきた。帰ったら洗車が大変だ。
[8日目(道内5日目)] ページの先頭に戻る
 霧のち晴れ。西海岸沿いを札幌方面に向けて南下する。札幌は明日に取っておいて、今日は小樽へ行こうと考えるが、昼前には札幌に着いてしまった為、寄る事にする。
 駅裏の駐車場に車を停め「味の時計台」で昼食を取る。メニューはもちろんジャンボチャーシューメンだ。丁度昼時に当たった為、並ぶはめになる。どうでも良いが、私は行列に並ぶのが人一倍嫌いだ。そうこうしているうちに、席につく。味付けは塩にしてもらった。未だ後ろにも人が並んでいた為、せわしなく食事を済ませる。味も良く分からなかった。やはり行列は嫌いだ。ちなみにチャーシューは2枚で麺を隠していた。
 時計台へ行ってみる。当然だが、改修工事は終わっていた。ここも結構人が来ている。1枚写真撮影
 お土産を買いに行く。2人に教えてもらった通り、札幌駅地下からそごう地下にかけてお土産屋さんが並んでいた。必要な土産の数を数える。自宅、社外の友人2人、Oさん、Nさん、F君、っと。Eさん・・・、はまいっか。F君にはリクエストのとうきびチョコを、他の人には地域限定お菓子シリーズで固める。私は気に入っているのだが、北海道土産でこのお菓子シリーズをもらう事は結構少ない。あって、夕張メロンポッキーぐらいだ。やはりかさばるからだろうか。その点今回は自走なので問題ない。軽さのわりにかさばる荷物を持って、駐車場へ戻る。
 小樽へ行く。札幌−小樽間は都市間という事もあってかなり道が混んでいた。巡航速度80km/hに慣れてしまった体にはかなり辛かった。なんとか到着。こちらもかなりの人だ。車を停めて一回りしてみる。風景は以前来た時と変わっていない様だ。一枚写真撮影
 だ時間が余っているので、ニセコへ回ってみる。ここはスキー場で有名だが、夏行ってみると普通の高原だった。走行中に1匹、休憩した駐車場で1匹、キタキツネに遭遇。今度は野生のものらしい。
 ここで、道内1日目に見た昭和新山の事を思い出す。ここからはそんなに距離はない。昼間のうちに行く事が可能だ。しかし、写真の撮影枚数が23枚に達している。フィルムは1巻きで収めたかった為、24枚目に函館の夜景を撮って最後にしようと考えていた。しかし、どうしても気になるので、結局向かう事にする。19時頃に到着。摩周湖でおばさんに邪魔された1枚が悔やまれるが、フィルムが25枚目まで撮れる事に賭けて、写真撮影。フィルムの巻き上げの音がする。どうやらもう1枚撮れる様だ。一安心。
 次の日にも札幌へ行ってみようと考え、札幌に一番近い道の駅へ行って寝る事にする。問題なく就寝。
[9日目(道内6日目)] ページの先頭に戻る
 晴れ。懲りもせず、札幌へもう一度向かう。ラーメンをゆっくり食べたかったのだ。10時半頃市内に入る。今回は並ばずに済む様、早めに「味の時計台」へ向かう。11時頃店内に入る。さすがに未だ人も少ない。またもやジャンボチャーシューメンを頼む。今度は味付けは札幌ラーメンらしく味噌にしてもらった。5分程でラーメンが出て来る。美味い美味い。やはり飯はゆっくり食べなければいけない。
 ラーメンを満喫して、店を出る。Eさんへの土産が気になる。結局1つお菓子を買う事にする。札幌駅地下で購入。
 あとは函館の夜景を見るだけだ。残された最後のスケジュールに寂しさを感じながらも、函館へ向かう。夕方には市内に入ってしまった為、次の日の為にフェリーターミナルへ行ってみる。結構人でにぎわっている。これは早めに行かないとフェリーに乗れないのではないかと、不安になる。取り敢えず乗船手続き用の書類を書いて、フェリーターミナルを離れる。
 晩飯を食っている間に夜になる。いよいよだ、と函館山に向かうがロープーウェイの駅が近づくにつれて、路駐が多くなる。これはもしや、と思ったら案の条、正規の駐車場は車で一杯だった。連休という事もあってか、かなりの人が来ている様だ。自分も適当に路駐して、ロープーウェイへと向かう。
 10分程並んでロープーウェイに乗る。3分程度で頂上に着く。上もかなりの人だ。それにしても、噂に聞いていた通り、夜景は非常に奇麗だ。10分並んだ甲斐があった。1枚写真撮影
 ふと見ると、下りのロープーウェイがかなり混んでいる様だ。アナウンスが流れる。現在30分待ちとの事だ。そんなに並ぶのか。どうでも良いが行列は嫌いだ。仕方なく並んで、下へ降りる。やはり休みの日にこんな所へ来るものではない。それでも奇麗なものを見たのだから良しとしよう。
 次の日の朝一のフェリーに乗る為に、函館から一番近い道の駅で寝る。問題なく就寝。
[10日目] ページの先頭に戻る
 晴れ一時雨。朝一でフェリーターミナルへ向かう。受付開始の30分前に到着する。受付開始と同時に、乗船手続きをとる。祝日という事もあって混むかと思ったが、どうやら乗りあぶれる事はなかった様だ。
 大間からの船が到着し、乗船が始まる。今度は往路の時よりも、詰めて駐車させられる。やはり乗船する車両が多いのか。と思ったら結局20台余りの車を船の前半分に収めてしまった。心配する事も無かった様だ。
 船が岸を離れる。私の北海道は終わった。名残惜しい。そんな心残りとも関係なく、船は大間へ向かった。
 船が大間へ着く。カーナビの目的地を自宅にセット。後は帰るだけだ。っとここで気を抜いてはいけない。帰りで事故っては元も子もない。東北道へ乗る為に青森へ向かう。
 今日のポイントはただ一つ。東京を夜に通過する事だ。東京を昼に通過すると、きっと渋滞に巻き込まれてしまう。かなりの距離がある為、東京に着く頃は夜になりそうだ。
 青森に着く頃には昼になる。市街を抜けて東北道に乗る。やはりこの時点では車も少ない。どんどん南下する。どんどん南下する。長い。風景も単純だ。高速だから当たり前だが、つまらない。
 南下する程に車が増えてくる。流石に祝日だ。夕方が近づくにつれ、高速が故の問題が気になり出す。風呂だ。普通高速には風呂がない。東北道から降りてからでは夜遅すぎて入れそうもない。しかし、何処かのPAに風呂があると以前に聞いた事がある。検索してみると、とあるPAにシャワーのマーク発見。寄ってみる。18時45分頃到着したが、19時までの営業でシャワーがやっていた。ぎりぎりセーフ。シャワーを浴びる事が出来た。
 20時頃には川口インターに到着。東北道を制覇した。ここから外環状線にはいるが、知らない土地の上、夜だった為、どっちへ行って良いかが良く分からない。こんな時にカーナビは嬉しい。的確に道を案内してくれた。かーなび様、様だ。
 外環状から一般道に降りたが、何故か渋滞していた。どうやら道路工事をしている様だ。VICSで渋滞情報は確保出来たが、他に道も無い為、そのまま進む。折角、夜に通過したのにちょっと悔しい。
 やっとの事で渋滞を抜け、東名高速へ乗る。やれやれだ。始めのPAで就寝。
[11日目] ページの先頭に戻る
 晴れ。朝、起きて出発の準備をしていると、兄ちゃんが声を掛けてくる。「ブースターケーブルありますか?」。どうやらバッテリーが上がった様だ。携帯していた為、繋いでバッテリーを充電してあげる。お礼にコーヒーをおごってもらった。やはりいい事をした後は気分が良い。旅をしていると色んな事が起こるのでおもしろい。
 気分良く出発する。しばらく走れば自分のテリトリーに入る。東名高速も制覇した。午前中には小牧ICを降り、自宅に到着。久しぶりに自宅の敷居をまたぐ。
[あとがき] ページの先頭に戻る
・結果的に10泊(車中泊9泊、宿泊1泊)11日となった。
・総走行距離は5525.6km、使ったガソリン445.7L、平均燃費12.39km/h、区間記録14.58km/h(普段は8km/hぐらい)。
・ボディがかなり汚れた為、当日中に洗車機にかける。
・5/末にエンジンオイルを交換したばかりだが、次の日に交換。タイヤもかなり減った様な気がする。

 言うまでもありませんが、今までの人生で最大規模の旅行となりました。又、これからもこれ以上の旅はないと思います。新婚旅行でも今回程、旅をした!という実感は感じないと思います。まだまだ書き足りない事が山ほどありますが、これにて今回のレポートは終わりです。コメントの一つでも付けて頂ければ幸いです。最後に、運が良いのか悪いのか、この様な旅をする機会に恵まれた事に感謝して北海道レポートの最後としたいと思います。ありがとうございました。

このページの
最上部へ移動