それでは入れてみます |
今回は、高さ(厚さ)約90mmの荷物を入れてみます(図1参照)。
エクスパック500の専用封筒の上に乗せてみたところ、なんとなく入りそうです(図2参照)。
それでは実際に入れてみます。
直方体の物が入れやすいよう、エクスパック500の専用封筒を加工します。加工と申しましても、切ったり貼ったりは出来ませんので、折り目を付けるだけです。
まずは折り曲げがしやすいよう、折り目の部分にニードルなどで印を付けます。エクスパック500の専用封筒の四辺から内側に、入れる荷物の厚さの半分の位置(今回は厚さ90mmの荷物なので45mmの位置)にそれぞれ1本つづ線引きします(図3参照)。更に今入れた線が交差する点から放射状に線を入れます(図3参照)。図3では分かりやすいよう、赤線で示しております。
表側では裏の蓋の部分まで線引きします(図3参照)。
裏側も表側同様、線引きします(図4参照)。
線引きが出来たら、後で立体にしやすいよう、四方それぞれに折り目を付けておきます(図5参照)。定規を当てると、作業しやすいでしょう。
折り目が付いたら、内側から袋状に立体成形します(図6参照)。四隅は潰します(図6参照)。
出来たら、実際に荷物を入れてみましょう(図7参照)。
最後に、蓋の部分も同様に折り曲げながら閉じれば完成です(図8参照)。
ここで注意点ですが、宛名は折り目の部分に重なってしまうと字が読みにくい為、折り目を付けた後に記入するのがよいでしょう(図9参照)。逆に蓋を閉じてからでも記入しづらいので、荷物を入れる前がよいかと思います。
特に郵便番号に至っては、下一桁は必ずと言ってよいほど折り目がかかってきますので、注意が必要です(図10参照)。筆者の場合、下一桁は、右下の隅に記入するようにしています。
梱包が終わったら、元々付いている両面テープだけでは不安なので、ガムテープなどで蓋の剥がれ防止をしておくのがよいかと思います。 |
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[図6] |
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[図7] |
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[図8] |
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[図9] |
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[図10] |
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結論 |
今回の結果を踏まえ、エクスパック500に入れられる荷物の厚さ(直方体の場合)を計算すると以下の通りとなります。
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高さ(厚さ) |
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幅 |
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奥行き |
0mm | 約341mmまで | 約249mmまで |
10mm | 約331mmまで | 約239mmまで |
20mm | 約321mmまで | 約229mmまで |
30mm | 約311mmまで | 約219mmまで |
40mm | 約301mmまで | 約209mmまで |
50mm | 約291mmまで | 約199mmまで |
60mm | 約281mmまで | 約189mmまで |
70mm | 約271mmまで | 約179mmまで |
80mm | 約261mmまで | 約169mmまで |
90mm | 約251mmまで | 約159mmまで |
100mm | 約241mmまで | 約149mmまで |
110mm | 約231mmまで | 約139mmまで |
120mm | 約221mmまで | 約129mmまで |
130mm | 約211mmまで | 約119mmまで |
結論:エクスパックに入れられる直方体の厚さは、約120mmまで
(この厚さを超えると、厚さと奥行きの長さが逆転する為)
ちなみに、 エクスパック500は2010年03月31日にて販売終了となり、後継として「レターパック500」という商品が発売になっておりますが、大きさ・構造共に同じであるようです(紙の強さが弱くなったような気がしますが・・・)。 |
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