Softbank「842SH」で、外部からの充電なしで何日持つか、実際にやってみました。
「SOLAR HYBRID SoftBank 842SH」は、通常の100VAC電源からの充電に加え、内蔵されている太陽電池でも充電出来る携帯電話です。
しかもこの「842SH」、従来モデルの「936SH」に比べて太陽電池による充電効率がアップしたとの事。加えて今回「8」シリーズという事で、不要な機能が間引かれた事もあり、811SHから機種変更致しました。
という訳で、この842SHの発売当初からやってみたかった、「外部からの充電なし(太陽電池での充電のみ)」で、どれぐらい使い続けられるかを、実際にやってみました。
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注意 |
- このページの内容は、筆者の経験の紹介に過ぎません。
- このページの内容をご利用された事によって損害が生じた場合でも、筆者は一切の責任を負いかねます。悪しからずご了承願います。ただ、皆様のお役に立てれば幸いです。
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<今回勝手に制定したルール>
- 充電は、内臓されている太陽電池のみで行う。
- 電源ON時間は不問(但し使用の制限はしない)。
- スタートから1年間経過した時点で、半永久的に使い続けられるものとする。
- スタートは2011年01月15日。
<筆者の使用環境>
- 緊急連絡以外、基本的に通話なし。
- メールは送信1通/日・受信数通/日程度。
- 勤務中は電源OFF、就寝中も電源OFFにつき、平日の電源ON時間は2〜3時間程度。
- 休日は起床から電源ON、就寝時はOFF。
<準備>
機種変更後、電池の慣らしも兼ねて、(太陽電池も含めて)充電なしでどれぐらい持つのかを試してみました。この機種では充電容量が百分率で表示さ、どれぐらい電池残量が残っているかが分かりやす
くなっています。検証の結果、充電なしだと平日で約1〜2%、休日で約5〜8%の電池を消費し、90%→15%程度まで消費するにに約2週間〜3週間程度となりました。一般的な使い方をされる方に比べて、かなり持つ(使っていない)方
かと思います。
以上で電池の慣らしも終わり、2011年01月15日からスタートです。
<実績:1月〜2月>
- スタート時の残り電池残量は約90%。
- 太陽電池での充電は電池残量75%になった時点で停止してしまう為、90%時点では充電出来ず、暫くは放電のみ。
- 電池残量が75%を切った時点で太陽電池の使用開始。
- 基本的に南側の窓際で充電。
- 自宅だと最大5%/1h程度、勤務先で最大5%/2h程度充電される。
- 勤務先の建屋の構造上、職場には冬場は午前中しか日光が入らない為、平日は午前中のみ充電可能。
- 電池残量が70%を切ったら充電する事とし、平日は2〜3日置きに半日充電、休日は電池残量と相談しながら充電、を繰り返す。
- 日射量に困る事はなく、順調に運用。
<実績:3月〜4月>
- 今まで通り充電していたつもりが、ふと気づくと南側へは日光が差し込まなくなっていた。
- 職場の東側には窓がなく、勤務先での充電が不可能になる。
- 仕方ないので、出勤時の徒歩15分程度の間に842SHを太陽にかざし極力充電。
- あとは休日頼みとなる。
- 電池残量は60%台をキープ。
<実績:4月〜5月>
- ゴールデンウィーク中は、日光が受けられる場所にいる事が多く、日射量的には余裕。
- 屋外で遊んでいる際も、842SHは太陽に向けていました。
- 直射日光に当てると発電効率がかなりいいようです。
<実績:5月〜6月>
- 平日の出勤時と休日で頑張って充電。
- 休日に雨が降られてしまうと、相当きつい。
- 電池残量が50%を切る日も発生。
<実績:6月〜7月>
- 雨が多く、2週末連続で充電出来ない時も。
- ついに休日も、終日電源ONを諦め、メールチェック時のみ電源ONに切り替え。
(但し、これで連絡遅れなどの事態には至っておりません)
- 年間を通して、やはり梅雨時が一番きつかったです。
<実績:7月>
- 相変わらず勤務先では充電出来ないので、休日に自宅で充電。
- 梅雨明けにより、日射量は回復。
- 休日のスポット電源ONが定着した事もあり、休日充電で問題なし。
<実績:8月>
- 日差しが強くなったせいか、1時間も充電していると842SHがとても熱くなり、熱で壊れそう。
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充電は太陽に対する角度に左右されるが、熱は裏返しにしていても同様に受けてしまう為、日に当てる時間を極力短く出来るよう、充電時の842SHの角度に気を使う。
- お盆休みは、ゴールデンウィークと同様に余裕。
<実績:8月〜9月>
- 充電は休日、熱くならないよう気を付ける、で運用。
- 特に特記事項はなし。
<実績:9月>
- 南側への日差しが回復している事に気づく。
- これでまた勤務先でも充電出来るようになった。
<実績:10月>
- 今度は逆に、日の出が遅くなった事から、出勤途中には充電出来なくなる。
- ただ日射量も十分で特に困る事はなし。
- 電池残量が70%を超えると%あたりの充電時間が長くなる事に気づき、電池残量60%台で運用。
<実績:11月〜12月>
- 余裕。
- 電池残量が50%台になったら60%台になるまで充電、の繰り返し。
- 充電頻度としては、週に1〜2回程度。
<実績:翌年1月>
- ついに丸一年間、外部からの充電なしで使用を達成しました。
- これにより、「842SHは外部からの充電なしで半永久的に使用出来る」とみなしたいと思います。
<総論>
- 充電効率は、窓一枚でかなり落ちるようです直射日光で条件がよければ、15%/h程度充電する事もありました。
- 充電時の電池残量が70%を超えると充電速度が遅くなるようで、60%台での運用が効率的。
- はやり梅雨時がいちばんきつく、電池残量が最少で45%まで落ち込みました。
- 自動車などでの移動中は電池の減りが速くなるので、移動中は電源OFFが吉。
- ほぼメールのみの使用であれば、十分いけるでしょう。
以上、お疲れ様でした。