応答ファイルに含めるオプション一覧
 以下の項目を応答ファイルに含める目的は3つです。
  • (Administratorアカウントで作った)プロファイルを、デフォルトユーザーへコピーする
  • 「一般化」対応として、Windowsインストール直後の初期設定(ミニセットアップと呼びます)をスキップ(各値を自動入力)する
  • sysprep実行と共連れで適用されてしまう、ライセンス認証猶予期間の延長をキャンセル
 大きく分けると「generalize」には機種単位での設定、「specialize」には組織やグループで同じ値にするような設定、「oobeSysyems」にはPC単位で個別に設定するような値が割り振られているようです。
 また、一見して重複して指定しているような値もありますが、過剰な状態になっているかの検証は行っておりません。ご容赦下さい。
1 windowsPE
x86_Microsoft-Windows-Setup_*.**********_neutral
UserData AcceptEula true Microsoftのライセンス条項の同意にチェックが入ります(非表示になります)。
 
3 generalize
x86_Microsoft-Windows-PnpSysprep_*.**********_neutral
- DoNotCleanUpNonPresentDevices true 自分で追加したドライバが消えてしまうのを回避します。
- PersistAllDeviceInstalls true 自分で追加したドライバが消えてしまうのを回避します。
x86_Microsoft-Windows-Security-SPP_*.**********_neutral
- SkipRearm 1 ライセンス認証の猶予期間の延長をキャンセルします。デフォルト(「0」)だとsysprepの実行の都度、認証猶予期間が延長されますが、この処理が3回までしか認められていない弊害で、4回目のsysprep実行時にエラーが出て完了出来なくなります。そもそも認証通してしまえば猶予期間の延長など必要ありませんので、エラー回避の為に「1」とします。
4 specialize
x86_Microsoft-Windows-Shell-Setup_*.**********_neutral
- ComputerName ***(任意の値) コンピュータ名を指定します。
- CopyProfile true (Administratorアカウントで作った)プロファイルをデフォルトユーザーへコピーします。
- ProductKey ***(任意の値) 取得しているプロダクトキーを入力します。
- RegisteredOrganization ***(任意の値) 使用者の組織名を入力します。
- RegisteredOwner ***(任意の値) 使用者名を入力します。
- TimeZone Tokyo Standard Time 時計に適用する地域名を入力します(日本の場合は「Tokyo Standard Time」とします)。
7 oobeSysyems
x86_Microsoft-Windows-International-Core_*.**********_neutral
- InputLocale ja-jp 入力の言語に日本語(ja-jp)を指定します。
- SystemLocale ja-jp システムの言語に日本語(ja-jp)を指定します。
- UILanguage ja-jp 表示言語に日本語(ja-jp)を指定します。
- UserLocale ja-jp ユーザーの言語に日本語(ja-jp)を指定します。
x86_Microsoft-Windows-Shell-Setup_*.**********_neutral
AutoLogon Enabled true Administratorアカウントを有効にする為に指定指定します。
AutoLogon Username administrator Administratorアカウントを有効にする為に指定指定します。ちなみにsysprep実行時のデフォルトではAdministratorアカウントは無効になりますが、その上で初期設定(ミニセットアップ)をスキップし、 かつ新たにアカウントを作らないように応答ファイルを設定すると、アカウントが1つもない状態で確定し、Windowsにログオン出来なくなります。
OOBE HideEULAPage true 利用許諾書の同意にチェックが入ります(非表示になります)。
OOBE NetworkLocation Home ネットワークの場所を指定します(「Home」でホームネットワークになります)。
OOBE ProtectYourPC 1 セキュリティ関連を推奨設定にします。
OOBE SkipUserOOBE true ユーザー名の入力をスキップします。
OOBE SkipMachineOOBE true コンピュータ名の入力をスキップします。